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07
Sep
2018

膝のお皿を骨折し、なかなか骨が付きません。

膝蓋骨骨折の症例と治療のご紹介。

【傷病名】

膝蓋骨骨折 40代 女性

【負傷原因】

転倒し右膝を地面に強く打ち付け、歩行出来なくなった。その後、整形外科でレントゲンを撮り「膝蓋骨縦骨折」と診断された。

【初検時】

受傷後、整形外科で足首から太腿までギプス固定を施し、骨癒合を促したが、4週間が経過したもののなかなか骨が付かないとのことで、酸素カプセルの利用を希望し、当院に来院した。

【治療法】

酸素カプセルは血液中の酸素濃度を上げ、細胞の活性化を図り、患部の修復スピードを早め、早期骨癒合を促すことが可能となります。さらに骨癒合を促す処置として超音波治療を行った。
受傷後6週間の固定期間を経て、骨癒合が完了した後、長期間の固定により落ちてしまった太腿やふくらはぎの筋肉の機能回復の為のリハビリは固定期間中より少しずつ始めていった。骨癒合完了前よりEMSを使った電気治療器による筋肉運動を開始し、骨癒合後は固くなった筋肉を緩解する為の手技、マッサージを行い、さらにはストレッチ運動を指導して行った。

膝蓋骨骨折のレントゲン写真

【本症例の治療経過】

受傷後4週間で来院した後2週間の酸素カプセルと超音波治療及び早期リハビリの電療による筋肉運動を始め、無事に来院後4週間(受傷後8週間)で膝の屈伸運動が出来るまで回復し、通常通りの歩行も出来るようになり、仕事復帰も果たした。