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08
Sep
2018

産後1年前後から首や肩に痛みが出始め、手指にしびれも。

20代女性の子育て中に発症する頸肩部痛と手指のシビレの治療例をご紹介。

【傷病名】

頸肩部痛と手指のシビレ 20代女性

【負傷原因】

1年8か月前に出産し、産後1年前後位から首、肩、背中に痛みが出始め、痛みとともに手指に痺れも出始めた。酷い時には頭痛や吐き気を催す時もある。
整形外科を受診し、筋弛緩剤を処方されるも症状は緩和しない。
産後に授乳の際など、抱っこする機会が多いことから手根管症候群(手首にある手根管という神経が通るトンネルが圧迫されて手指の先端部にシビレ感を生じる)を疑い、ファーレンテストを行ったところ、陰性でした。
シビレが生じる時の傾向として、首、肩、背中の張り感が強い時に起こることから、産後のホルモンバランスの乱れや抱っこの際に掛かる首、肩、背中の負担からそれらの筋肉が固まることによって神経絞扼からのものであると考えられる。

【治療法】

首、肩、背中の筋肉の張り感を取るため、筋肉を緩解する電療及び身体調整(手技)を施し、ストレッチポールを使用した肩回りのストレッチ運動や体操の指導を行った。

【本症例の治療経過】

1週間のうちに3回の施術を行い、首、肩、背中の張り感が緩和してくると共に手指のシビレ感は消失していった。
その後も経過観察の為、週に2回ずつの施術を続けているが、順調に回復しており、再発は起こっていない。