睡眠時無呼吸症候群
【無呼吸症候群とは】
主に、睡眠中に空気の通り道である“上気道”が狭くなることによって無呼吸(10秒以上呼吸が止まること)と大きないびきを繰り返す病気のことです。
比較的頻度の高い病気となっており、睡眠中のいびきによって良質な睡眠が妨げられ、日中の眠気による事故などにつながりやすいことが大きな問題となっています。また、睡眠中に体内の酸素量が不足しがちになることで命に関わる合併症を引き起こしやすくなります。
自覚症状が少なく病気の知名度も低い睡眠時無呼吸症候群ですが、日本国内でも多くの人が罹患していると言われており、とても身近な生活習慣病の一つと言われています。
1.閉塞性睡眠時無呼吸症候群
いびきをかくタイプのもので口や鼻から吸い込んだ酸素を肺へと届ける気道が塞がってしまう事が原因で起こります。睡眠時無呼吸症候群の多くはこの閉塞性のものに該当します。
しかし、肥満による脂肪のつき過ぎや骨格的な要素も原因として含まれることもあります。
2.中枢性睡眠時無呼吸症候群
こちらはいびきをかかないもので脳のコントロールがうまく効かなくなることが原因となります。脳は全身のいたるところに命令を出しますが、この脳自体に問題があるため、呼吸が止まってしまいます。