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15
May
2023

就寝時に呼吸が苦しくて目覚めることがあり、さらに極度に喉が渇く

【傷病名】

睡眠時無呼吸症候群  

【属性】

50代 男性

【主訴】

就寝時に呼吸が苦しくて目覚めることがあり、さらに極度に喉が渇く事もあった。
その後、妻から就寝時に「呼吸が止まっているよ」と言われ、病院を受診したところ、睡眠時無呼吸症候群と診断される。
睡眠時無呼吸症候群の治療法にはCPAP療法というCPAP装置からホース・鼻マスクを介し、空気を気道に送り、常に圧力をかけて気道が塞がらないようにする治療方法やマウスピース療法もあるが、装着感が苦手で他の治療法を模索したところ、酸素カプセルによる酸素療法が有効であるという情報を聞きつけて当院に来院した。

【当院での処置】

酸素カプセルは溶解型酸素を血液中に取り込むという手法により、血中酸素濃度を上げ、細胞レベルでの再生スピードを上げ、疲労回復を始めとした様々な効果効能が認められている。
溶解型酸素は血液中に直接溶け込む性質を持っているため、効率よく体内の血中酸素濃度を高める事ができるので、睡眠時無呼吸症候群の諸症状にも有効ではないかという見解の元、週1回のペースで酸素カプセルによる酸素療法を始め、体調が悪い時は週に2回以上行った。

【治療経過】

酸素カプセルを週1回のペースで続けたところ、利用後は身体がスッキリする感じがあり、その翌朝の起床時には呼吸がしやすくなっていた。
また、睡眠時無呼吸症候群には不眠症や夜間、睡眠中に目が覚めるといった症状、起床時の頭痛といった症状が認められているが、酸素カプセルによる酸素療法を始めた以降は、以前よりも寝つきも良くなり、夜間の中途覚醒もなく、起床時に頭痛が起こることもなくなった。
今回の酸素カプセルの利用により1番実感出来ていることは朝の目覚めが格別に良くなったことであるとのコメントも本人から聞かれた。
その後、現在も月に数回のペースで酸素カプセルの継続利用は続けており、症状は安定している。