16
Sep
2018
50代男性がテニスの練習中、右足に体重を掛けた瞬間に右ふくらはぎ内側にブチっという音と共に痛みが。
【傷病名】
下腿三頭筋肉離れ(テニスレッグ) 50代 男性
【負傷原因】
テニスの練習をしていて、横に振られたボールを追いかけ打ち返そうと右足に体重を掛けた瞬間に右ふくらはぎ内側にブチっという音と共に痛みが走った。
【初検時】
右ふくらはぎ内側の圧痛、熱感が著明、皮下出血軽度あり。右足荷重がとれず正常歩行不能。
陥凹も認められることから下腿三頭筋肉離れ(テニスレッグ)と判断。
【治療法】
筋損傷の回復に期待ができる超音波療法(LIPUS)、断裂してしまった筋線維を寄せるようにテーピング固定。また固定していることで患部周辺の筋肉や関節が硬くならないように下肢の調整を施す。外傷は患部の安静は大切だが競技早期復帰を目指す為には積極的な運動療法は大事なことになる。
【治療経過】
1週間後に足首まで固定していたテーピングを除去し、患部の筋線維を寄せる目的でスパイラルテープに変更。この時点で歩行は可能になっていた。
その後も施術を継続し受傷から15日後に軽めにテニス再開。1か月後にはスキーもできるようになった。日課だったテニスも今は問題なく楽しめている。