・急性期の炎症が治まるまではアイシング(冷やす)を施し、安静にする。
関節部においては固定を施す。1週間を目安に炎症が治まってきたら手技療法が有効となります。さらに症状が落ち着いて来たら、運動療法を行い、関節の可動域を戻していきます。
・安静時にズキズキと痛みがあるという時、主に考えられるのは2つです。
炎症の出所を十分に検査し、しかるべき対処をする必要があります。 一般的にはアイシングと固定が有効です。 また炎症緩和の微弱電流を使った電療も有効です。
何が神経を刺激しているのか注意深く判断する必要があります。
事故時の衝撃からの一過性の症状であることがあります。抑制技法を用いた手技療法により症状を落ち着かせることも有効です。
筋肉が神経を圧迫していたり、放散痛といって関節や筋肉の損傷が離れた場所のしびれや痛みとして感じることもあります。
実際に神経を損傷している方は稀です。
手技療法や神経治療を目的とした微弱電流による電気治療も有効です。
概ねは事故の衝撃時に筋肉が強く緊張し、血行障害やリンパの廃液不良を起こしていることが考えられます。循環促進の電療や結構促進、リンパ廃液を目的とした手技療法が有効となります。
事故時に筋肉組織に衝撃が加わり、血行障害を起こし筋肉の張りを作っていると考えられます。一般的な凝りの症状が出やすくなります。血行促進の電療と筋肉の解しを目的とした手技療法が有効となります。
交通事故の症状の中で最も多いのが頸椎捻挫(むち打ち症)です。追突事故の際に首や背中に衝撃が加わり、首がしなることにより痛みや痺れ(しびれ)運動制限等を起こす症状です。
場合によっては頭痛や吐き気を催すこともあります。また事故直後に症状がなく、しばらくしてから症状が現れたり、後々に後遺症を残すケースも少なくありません。
事故を機に身体が凝りやすい体質に変化したりすることもあります。身体は受傷後直後に修復機能が最も働きます。事故後の初期の処置が重要です。放っておけば、良くなると思わず初期の処置を重んじて集中的に治療を行ってください。
交通事故の症状の中で2番目に多い症例です。
運転時に座席に腰かけていた姿勢で腰部や臀部に衝撃が加わり、腰部椎間部及び腰部、臀部、股関節周辺部の筋肉に対して痛みや痺れ(しびれ)を起こす症状です。
事故を機に腰痛症が持病になってしまうケースもあります。仕事内容、趣味、スポーツも含め座位、立位ともに長時間の同じ姿勢の保持が症状改善を阻害する要因であったり、さらに悪化させる原因となったりすることもあります。これら日常生活に対する問診や指導が重要です。
受傷後しばらくの間は経過観察を日々行いながら、集中的に継続治療を行うことをお勧めします。
交通事故は通常の怪我とは異なり、非常に大きな外力や特殊な方向からの力が加わることにより受ける傷害です。一度、良くなってきても、しばらく経ってから再発するケースもございます。
経過観察を行いながら、継続的に治療を続けることをお勧めします。一般的には3~6か月の治療期間で治癒するものと考えております。万が一、6か月続けても症状が改善しない場合には、精密検査を行うための医療機関への紹介状もお作りいたしますのでご安心ください。